ざすざす!
今回は、ミャンマーの有名観光地「インレー湖」について紹介させて頂きます。
この「インレー湖」、聞いたことがない方も多いと思います。
それもそのはず、そもそもミャンマーという国は、周辺の東南アジア諸国と比べても「海外旅行先」としてはまだまだメジャーではありません。
しかし、ミャンマーには昔ながらの素朴さを残した景色や人々の様子など、まるで自分が昔にタイムスリップしたような感覚を呼び起こすチカラがあります。これこそ、私がミャンマーを愛する理由の1つです。
そういった感覚が好きな人も多いのではないかと思います。
なので私は、この記事を読んで頂いた皆様にミャンマー・インレー湖を知ってもらい、「なにここ!行きたい!」と思って頂けたらとても嬉しいです。
目次
▼ インレー湖とは?
ミャンマーのインレー湖は南北約18キロ、東西約5キロ、面積は43.5平方キロメートルの細長い湖です。
「インレー」とはビルマ語で「4つの湖」という意味だそうです。
「もともと4つあった湖を鬼が水路でつなぎ1つにした」、という伝説があります。
インレー湖周辺にはいくつかの民族が住んでいて、主に漁業や農業などで生計を立てて生活しています。
▼ アクセス
ミャンマー各都市からのおおよそ所要時間になります。
参考にしてください⇩
ミャンマー各都市からのアクセスと所要時間
・ヤンゴンから:飛行機で約1時間15分/ バスで約10時間
・マンダレーから:飛行機で約40分/バスで約8時間
・バガンから:飛行機で約40分/バスで約8時間
今回はヤンゴン〜インレー湖(ニャウンシュエ)間の所要時間と料金をザックリと紹介します。
ヤンゴンからインレー湖(ニャウンシュエ)へのアクセス方法はバス、鉄道、飛行機の3通りあります。
下記に貼っておくので参考にしてください⇩
ヤンゴンから
【所要時間】
バス:10時間
鉄道:30時間以上
飛行機:約1時間
【料金】
バス:12,000ks〜21,000ks(約850円〜1,300円)
鉄道:450円〜900円
飛行機:10,000円〜15,000円
毎度のことですが、やっぱしバスが1番おすすめです。
▼ ニャウンシュエ
インレー湖の玄関口になるのが、「ニャウンシュエ」という湖の北側にある小さな町です。
ここにはホテルやゲストハウス、旅行代理店、飲み屋さんや、レストランなどが点在しています。
ニャウンシュエは高地であるため気候は過ごしやすく、とてものどかな雰囲気です。まさに、昭和の時代へ遊びに来たような感覚になります。
この町の船着き場からボートに乗り、運河をしばらく進んで行くと、広大なインレー湖に出ます。
ここからインレー湖の観光が始まります。
運河にはたくさんのボートが並んでいて、船長さんみたいな方に話しかけると「ボートツアー?」「ボートトリップ?」と言ってくるので、そこから冒険の開始です。
⚠客引きみたいなおばさんもいて、何となく怪しいので気をつけましょう。
大体どの船に乗っても案内されるところは決まっているようですが、もしガイドブックや何かの記事などを見て、「ここ行きたい!」と思っている場所があったら必ず伝えましょう。
大体のボートは5人まで1台のボートに乗ることが可能です。
料金はボート1台の値段で提示され、1日約8時間で、約18,000チャット(約1,500円)ぐらいのツアーが相場だと思います。
▼ おすすめ観光地&楽しみ方
面積が43.5平方キロメートルもある広大なインレー湖は、いくら進んでも果てしなく続きます。
どこまでも続く湖と周囲を囲む山々の風景はまさに絶景です。
インダー族の写真を撮ろう!
インレー湖の名物の一つが、インダー族の漁業風景です。
片足で船のオールを巧みに操る様子は、もう職人技です。
これは漁をする際に、両手が使えるようにするために編み出された方法だそうです。
フナやナマズ、ドジョウなど20種類以上の魚が水揚げされ、ニャウンシュエ周辺のマーケットだけではなく、各地に出荷されています。
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インデイン遺跡
インレ-湖南西部の水路を進み、インデイン村から15分ほど歩いたところに「インデイン遺跡」という場所があります。
この遺跡は、王朝時代の物とされておりその仏塔から歴史を感じることができます。
約1000を越す仏塔群があり、見応え十分な遺跡です。
ガーペー僧院
ガーペー僧院は、インレー湖の浮島に立つ僧院です。
少し不思議なのですが、ここは僧院よりもそこに住む「猫」が有名です。
少し前までは「ジャンピング・キャット」といって、「僧侶が持つ輪っかをジャンプでくぐる猫の芸」が人気でしたが、現在はもう無いみたいです。
残念です。
僧侶が暇つぶしとして、猫にこの芸を教え込んだものが代々引き継がれてきたのだそうですが、その僧侶が亡くなって以来、芸はもう見ることができません。
しかし、今でも多くの猫たちが暮らしています。
猫好きな人はマストで足を運んだ方が良いですね!
カックー遺跡
続いては、「カックー遺跡」。
カックー遺跡へは地元「パオ族」のガイドが必須とされているため、ここで入域料とガイド料を払い、ガイドさんをピックアップする必要があります。
中に入ると、「シャリンシャリン」と鈴のような音が聞こえ、なにか映画の世界みたいです。
カックー遺跡の歴史は12世紀にさかのぼります。当時の王がこの地に住む人々に対して「各家庭につきひとつずつ仏塔を寄付するように」と指示したのが始まりだそうです。
カックー遺跡は約800年にわたり増築され、現在ではその数なんと2,400基以上にもなります。
寄付した人の地位や財力、部族の違いにより、いろんな形や大きさの仏塔が建てられています。
カックー遺跡は間違いなく必見です。
首長族に会いに行こう!
皆さんも「首長族」を知っていますよね?
インレー湖は、その「首長族がいる場所」としても知られています。
首にリングをつけているのは女性のみで、5歳頃からつけ始め、成長に合わせて長さを変えているそうです。
首長族の中では、リングの数(つまりは首の長さが美しさの指標)となっていて、それが長ければ長いほど美しいとされています。
お願いすれば、一緒に写真撮影もOKな場合がありますので、旅の思い出になることでしょう。
インレー湖に行った際には是非会いに行ってみてください。
インダー族の生活を見てみよう!
先ほど紹介した、「インダー族の漁業風景」。
彼らの家はもちろん、学校や病院、商店などの建物もすべて湖上にあり、生活の全てが湖の上になります。
インダー族の生業は漁業だけでなく、浮き畑で農業も行っています。
浮き畑で、トマトや豆類など、さまざまな野菜を栽培しています。
特に、インレー湖のトマトは有名です。ミャンマーのトマトはほとんどがインレー湖産というほどだそうです。
このようにインレー湖のボートツアーでは、独自の習慣で生活をするインダー族を見ることができます。
水上生活をしている人達を見ると、なんだか自分が「ミステリーハンター」になったような気分になりました。
それだけ、日本人からすると「非現実的」なことなのだと思います。
本当に感心することばかりです。
水上ショッピング(お土産)
インレー湖の有名なお土産といえば「蓮布」です。
先にお伝えしますが、こちらは少し値段が張りますので、購入する際はしっかりとお財布と相談してください。
世界中でも蓮糸を使った布はここだけで織られているそうです。
蓮糸は蓮から採取できる貴重な糸で、それを織って布にするためには20もの工程を要します。
そのため、蓮布のストールは1枚約20,000円以上もの値段がします。
その他にも銀細工の工房も楽しいです。
ここでは、銀細工の加工風景などを見学することができます。
こちらもお土産屋さんになっていて、ピアスや指輪、ネックレスなどを販売しています。
ツアーに参加しながらお土産もゲットできるのはスゴく嬉しいポイントです。
▼ まとめ : インレー湖で水上集落の実態に迫りましょう。ミステリーハンターさん!
如何でしたか?
ミャンマー・インレー湖、行ってみたくなりましたでしょうか?
インレー湖のボートツアーに参加するのであれば、乾期の11月~5月がおすすめです。
6月~10月ミャンマー全域で雨期なので、雨に打たれながらのボートツアーは観光どころじゃなくなってしまいます。
乾季であれば何も気にせず最高の大自然の中、ボートでカーっと進み、めちゃくちゃ気持ち良い風を浴びれます。
空気も良くて、本当にリフレッシュできます。
湖の水はキレイではないので、期待しないでください。笑
ボートに乗って、自然美しい広大なインレー湖をぜひ楽しんでみてください。
ヤンゴンやバガンとはまた違ったミャンマーの違う良さを発見できるはずです。
ミャンマーに訪れた際は是非、「インレー湖」に足を運んでみてください。
今回は以上になります。
この記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。
また別記事でお会いしましょう。